NY夏の風物詩”Nutcracker” （ナットクラッカー）とは

ニューヨークで影で有名なNutcracker（ナットクラッカー）と呼ばれるドリンクがあります。

通常ペットボトルのようなボトルに入れられ、見た目は綺麗な原色の色をしたドリンク。特に夏場に多く出回ります。

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いわゆるstreet drink であり、路上やデリ、ビーチ、バーやレストランの持ち帰り用カクテルとして広まっています。

原料は、ウォッカ、ラム酒、テキーラ、コニャック等のハードリカーをベースに作られており、

そににフルーツジュース、クールエイド、キャンディー、グミなどを溶かし、カラフルな色合いで、甘く飲みやすくなっているためある種危険な飲み物でもあります。

ニューヨーカーは夏はビールより Nutcracker を選ぶとか。

Nutcracker の由来と発端

原型が生まれた場所は1993年か1994年、BroadwayにあるChino-Latino レストラン、FlordeMayo。レストランマネージャーであったJose Chuが麻薬の売人であったJuiceから依頼を受け初めて作ったと言われています。

名前の由来は、その時テレビで流れていたニューヨークバレエ団の「くるみ割り人形」からとったそう。

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歯を溶かすような甘さに、アルコール、そこに咳止めシロップを加えた当時のNutcrackerは、瞬く間にニューヨークに広がりました。

1999年に、Nutcracker の手軽さに目をつけたドミニカ系アメリカ人の美容師であるFatyuilによって、セントニコラスアベニューのアパートから、それぞれ10ドルで販売されていました。

ライセンス無しでの路上販売が麻薬の売人や若い人々の間で話題を呼び広がっていきました。

現在でもその文化は根強く残っており、咳止めシロップの入ってないもの（アルコールベースのカクテル）が多く、違法で路上で販売されています。

ライセンス無しで販売されることが多々で、警察も目をつけており、売人は一度に多くを持ち歩かず、少量をクーラーボックスを下げています。一本10ドルほど。

夏のニューヨークでカラフルなドリンクを見かけた時はそんなカルチャーの一面を感じてみては？